LAライフ: アメリカを象徴する都市に住もう
日本語バイリンガルの方々ようこそ!iiicareerアメリカ紹介シリーズ第10弾!
第9弾、ニュージャージーはこちら。
ロサンゼルス(LA)は、日本人にも非常に親しみのある都市です。映画や音楽の中心地であり、多文化が交錯するこの街には、さまざまな魅力が詰まっています。この記事では、ロサンゼルスの基本情報、歴史、文化、人々、そして日系人コミュニティに触れ、このエリアに住むことの魅力を発信していきます!
ロサンゼルスの基本情報
まず、ロサンゼルスという名前を聞いて思い浮かべるものは何でしょうか?多くの方は、車の行き交うダウンタウンや美しいビーチ、セレブの集まるハリウッドのような観光地を思い浮かべるでしょう。もちろんそれも間違いではないのですが、LAには庶民的なネイバーフッドや歴史がつまった建物もたくさんあり、多彩な顔を持っています。
どれほど大きいのか?
ロサンゼルスはアメリカ合衆国の西海岸、カリフォルニア州の南部にあります。そして、この街は太平洋と山々に囲まれたとても大きな街です。
まずロサンゼルスには「City(市)」と「County(郡)」があります。ロサンゼルス市はロサンゼルス郡内にあり、ダウンタウンを有するロサンゼルス郡の中心部です。ロサンゼルス郡全体の面積は約4084平方マイル。これは東京都の約5倍に相当するほどの大きさで、アメリカのデラウェア州やロードアイランド州よりも大きい面積です。
さらに、この地域の人口は1300万人でアメリカの多くの州の人口を上回っています(例えば、ニュージャージー州の総人口は約900万人でLA全域より少ないのです)。この街にはさまざまなバックグラウンドを持った人々が集まり、言語から食べ物までいくつもの文化が共存そして融合しています。
ロサンゼルスの文化、歴史とトーマス・エジソン?
ロサンゼルスエリアにはもともとは先住民族・トングバ族が住んでいましたが、その後スペインやメキシコなどの植民地支配を経て、1848年にはアメリカ合衆国領土となりました。LAでよく見られるスパニッシュスタイルの建築や、街や通りの名はスペイン・メキシコの支配下にあったころの名残です。
20世紀に入ると、LAは「映画産業のメッカ」として知られるようになります。それにはなんと、あの著名な発明家トーマス・エジソンが深く関わっていました。実は当時、映画制作は映画撮影技術の特許のほとんどを持つトーマス・エジソンの管理下に置かれていました。窮屈な締め付けにあきあきしたクリエイターたちは東海岸を逃れて、西海岸にてさまざまな映画を撮り始めたのです。温暖な雨の降らない気候は外での撮影に適しており、当時のLAは田舎だったため大きなスタジオや倉庫を建て放題でした。1918年には裁判所で正式に映画制作の自由を勝ち取ったクリエイターたちは、気分の赴くままに映画を撮り続けました。こうしてLAは自由にエンターテイメントを創造する街として大きくなっていったのです。
ロサンゼルスの文化は、その歴史同様に多様性に満ちています。アメリカ先住民族やヨーロッパ系、アジア系、ラテン系、そしてさまざまな移民コミュニティがこの街に根付き、新しい感性で色々な物を作り出しています。
日本人が愛するロサンゼルス
LAは昔から日系人が多く住む街としても知られています。特にリトル東京やトーランス、ガーデナなどは日系人コミュニティの拠点であり、日系文化が色濃く残っています。
日系文化
リトル東京は、日系移民によって築かれた歴史的な街区で、現在も多くの日本食レストランや日系スーパー、お寺や歴史資料館などが並んでいます。ここでは、文化や歴史を知ることはもちろん、美味しいお寿司やラーメンはもちろんの事、お好み焼きや焼き立てのパン、さらには日本の伝統的な和菓子なども楽しむことができます。
日系人口の多いトーランスやガーデナと言った地区では老舗の豆腐店や弁当屋なども存在しています。それだけでなく、日本建築や造園を専門とする会社や、日本語学校も多くあります。また、LAエリアでは毎年お盆祭りのイベントも行われており、多くの日系人が集まり盆踊りを楽しみます。
食品の充実
ロサンゼルスには多くの日系スーパーがあります。お米や味噌、日本のスナック類など、日本から輸入された食品が簡単に手に入ります。カリフォルニアではアジア系のさまざまな野菜が栽培されているので、日本のキュウリやナス、ピーマン、水菜や春菊と言った野菜も安く買うことが可能な上、みょうがやシソ、ミツバやなめこなど、日本から離れるとなかなか手に入りにくくなる食材も普通に日系スーパーで売られています。日本から遠く離れたアメリカで手軽に「日本の味」と出会えるのは、日系人の多いの街ならではのメリットです。
ビジネス
ロサンゼルスには数多くの日本ビジネスが根付いており、その多くが成功を収めています。例えば、日本の自動車メーカーであるトヨタは南カリフォルニアを本社として大きくなりました(現在はテキサス州に移転)。多くの日本企業がロサンゼルスを拠点に先進技術やサービスを提供し、新たな市場を切り開いています。このように、多様な分野で日系人と日本企業が成功を収めているのは、地域の多文化性と新しいアイデアに対する寛容な精神が大きく関わっています。
日本人向けのサービスも多くあり、不動産や車、クリニックや歯医者、ヘア・美容サロンなど、日本語が通じるオプションを選択することができます。
ロサンゼルスが誇るスポーツ文化
ロサンゼルスは、スポーツ愛好家にとっても天国のような場所です。この街には、多くの著名なスポーツチームが集結しているほか、さまざまなスポーツを楽しむ環境がととのっています。
ドジャース(Dodgers)
メジャーリーグの名門球団で、数々の伝説的な試合を繰り広げてきたチーム。ファッションにも大きく貢献しており、大きくLAとロゴの入ったハットはドジャースのものと知らずにかぶっている方も多いのでは?日本が誇る野球選手である大谷選手が移籍したことでも有名ですね。
レイカーズ(Lakers)
NBAの強豪チームであり、バスケを知らない人でも一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。今は亡きKobe Bryantが20年在籍したチームとしても有名です。
ラムズ(Rams)
NFL(アメリカンフットボールリーグ)の強豪チームであるロサンゼルス・ラムズは、この地域のスポーツ文化を象徴する存在です。2022年にはスーパーボウルでの劇的な勝利を収めた、LAエリアの人気チームです。
ロサンゼルス・キングス(Kings)
雪が降らない地域にもかかわらず、NHL(ナショナルホッケーリーグ)のプロホッケーチームもLAには存在しています(公式ウェブサイト)。
サーフィング
ロサンゼルスの海岸線を眺めると、必ずどこかでサーフィンを楽しむ人々の姿が見られます。南カリフォルニアは波が穏やかなため、初心者でも比較的安全に挑戦することができます。ただし、水温は夏でも比較的低めなので、ウェットスーツは必須アイテムです。サーフ仲間が必要な場合はぜひ、ローカルのサーフクラブやミートアップを検索してみてください。
スケートボード
1950年代にカリフォルニアで始まったというスケートボードはLAには欠かせないものです。ドリンク片手にスケートボードで移動をする若者の姿や、街のあちこちに作られたスケートパークで技を磨く人々の姿を見るのはとてもエキサイティングです。LAにはスケートボード殿堂博物館もあり、若い世代から絶大な支持を得ているスポーツのひとつです。
LAでの生活を始めよう
ロサンゼルスはその多様な文化、豊かな歴史、そして絶え間ない進化を見せる魅力的な都市です。留学生や日本人駐在員、家族で移住を考える方々にとって、ここは新たな可能性を探る理想的な場所と言えるでしょう。
もしあなたが「ロサンゼルス」や「LA移住」に興味を持っているのなら、ぜひその第一歩を踏み出してください。この街が持つ多さまざまな魅力と機会は、きっとあなたの新しい生活を豊かにし、意味あるものにしてくれるはずです。
さらに詳しい情報や就職サポートについては、ウェブサイトをご覧いただくか、お近くのiiicareerオフィスまでお問い合わせください。あなたの新しいキャリアと生活を応援いたします!